先日、若草会の会員を対象とした裏打ち講習会を行いました。
講師は、会場にもなった「
らいふ遊」でも
クラスをもっていらっしゃる岡本直子先生です。
普段は「掛軸」などの裏打ちを教えていらっしゃるそうですが、
今回は、私たち若草会のために、
特別に「刺繡」の裏打ち講習会となりました。
昔の作品や来年の展覧会のために作った作品、
練習のため生地をお持ちになった方、
いろいろいらっしゃいましたが、
先生の説明を一通り聞いた後、
糊を練るところからスタートです。
3班に分かれて行動開始。
一人ひとり丁寧にみていただきました。
糊を練り、刺繡を湿らせ、
裏打ち紙に糊をきれいに乗せたら
刺繡生地を裏打ちします。
個人個人、刺繡の厚さも生地の厚さもそれぞれ。
コツを伺いながら、仕上げました。
ポイントは、刺繡が浮かないように、
しっかり空刷毛でたたくこと!!!
会場にはトントンと力強い小気味のいい音が響いていました。
乾いた後は、額装すれば完成です。
来年の展覧会には裏打ちの成果もお見せできるよう頑張ります。
(桜井)